本業は受託開発企業でWebアプリエンジニアを務め、副業はブロガーとして副収入を得ています。
この記事で公開する「落ちこぼれ大学生のITエンジニア就活体験記」を読めば、大手就活メディアでは語られない、実体験ベースの ”リアルすぎる” 就活失敗談を知ることができます。
実際、ボクがはじめてエントリーシートを送ったのは ”大学4年の11月” つまり、ほとんどの同期が内定式を終えるなか就活を始め、なんとか首の皮一枚つながって内定をいただきました...
ITエンジニア新卒内定もらえた
2023年11月から"24卒"就活始めた(←ガチ社不)けど、1ヶ月未満で結果出てビビる
「プログラミングスキル」って過剰に盲信されてるから、そんなホイホイ決まるワケない...と思ってた、正直
進路変更とかアホすぎwとバカにした皆様全員にこのツイ届け#テックキャンプ
— サノ (@sano_reiya) November 29, 2023
そこで、この記事では、就活でつらいときに「え、こんな経歴でも内定ってもらえるの?!私の方が全然マシ笑」と気持ちが少しでも前向きになる就活失敗談をまとめたので、気になったら読んでみてください。
目次
就活失敗談①:ITエンジニア志望に向いてない学生生活
ここでは、ITエンジニア就活スタート時の「学生生活」の状況をまとめました。
学歴・資格・インターン
- 学歴:某文系底辺大学・教育学部
- IT資格保有数:0
- インターン社数:0
学生生活①:ド文系大学生
最終学歴は「え、どこ?w」とよく言われる無名大学の教育学部でした。いわゆる「文系大学生」
加えて、学部からもお察しの通り、IT系の人脈ナシ = OB訪問・教授推薦など 一切ナシでした。
実際、内定先の社員出身大学一覧には、ボクが入社することで出身大学が初めて掲載されました...
学生生活②:IT資格ゼロ
就活を始めた時点で、IT資格は1個も持っていませんでした(履歴書に書ける資格は運転免許くらい)
そのため、集団面接中に周りの学生が「ITパスポート持ってます!」などと資格アピールするたびに、劣等感がこみ上げていました...
IT資格取得は優先度 ”低い”ですが、内定獲得後なら、時間に余裕がある学生のうちにFEを勉強するのは賢い選択かも
学生生活③:インターン歴なし
インターンシップ経験もゼロでした。これは「IT企業に限らず、インターン自体の経験がない」という意味です。
と思われたかもしれません。
個人的には、IT企業インターンの有無で業界への関心度を採点されていると実感しました。
実際、某有名B to B企業の人事主任の方に「ITエンジニア志望なら、TOEICとか勉強するよりインターン行くべきだったねw」とバカにされました...
就活失敗談②:就活に向いてないプライベート【実写版カイジ】
ここでは、「就活に不利すぎたプライベート事情」をまとめました。
就活に不利なプライベート
- 留年・休学歴:あり
- 精神科通院歴:あり *うつ病のため
- 借金:¥1,553,270
プライベート①:留年・休学
留年と休学をしてしまいました。
当たり前ですが、特に留年は、就活で圧倒的に不利な経歴です。
たとえば、4年制大学に5年以上在籍していることがわかると、その理由を10000%問い詰められます。
実際、ボクはすべての選考で「なんで、大学に5年以上もいんの?」と尋問質問されました...
ほかにも、留年するとGPAが一気に下がるので、優秀とされるGPA 3.4 ~ を保持することは、ほぼ不可能です。
事実、ボクのGPAは通年で2.5未満でした(笑)
嘘を言うのはダメですが、どうして留年・休学してしまったのか、採用担当者の不安を払拭しながら伝えれば、選考は通過できますよ
プライベート②:うつ病診断
また、うつ病の診断を受けて、精神科に通院していた時期があります。
うつ病になることが悪というワケではないです。
実際、厚生労働省も「日本人の約15人に1人が一生のうちにかかるという非常にありふれた病気」と発表しています(個人的にも、理解はもっと広がるべきだと思います)
しかし、残酷な真実として、99.99%の日本企業は、障がい者・外国人雇用やLGBTQへの取り組みには積極的でも、精神疾患持ちには容赦しません。
実際、日本の人気IT企業TOP50常連の某有名上場企業Bの面接では、思い出したくない鬱時代のことを根掘り葉掘り聞かれた挙句、落とされました...
ただ、入社前の健康診断書提出等で企業側にバレない可能性がゼロではないことだけ、心に留めておきましょう...
プライベート③:借金150万超え
そして、学生なのに最大150万円以上の借金地獄を抱えていました。
しかも、貸与の奨学金など真っ当な理由ではなく、遊びで浪費しすぎたことが借金の原因です。
就活で借金事情を話す場面なんてありませんが、「こんな ”カイジ” 級の奴でもITエンジニアになれた」というエールの意味を込めて書きました...
就活失敗談③:就活への無気力が招いた準備不足【ザ・就活NNT】
ここでは、「どう考えても遅すぎ & 情弱すぎた就活準備・状況」をまとめました。
見習ってはいけない就活NNT
- ES初応募:”大学4年11月”
- 面接できた日:2日 / 週
- 内定:”大学4年12月”まで内定ゼロ
就活NNT①:就活を始めた時期は「大学4年の11月」
就活を始めたのは、大学4年の11月(4月入社式5ヶ月前)でした。
具体的には、24卒就活の2023年11月中旬に、人生で初めて企業へエントリーシートを送りました。
察しが良い方はお気づきかもしれませんが、「同期が10月の内定式を終えた後に応募し始めた」ということです。
もっと言えば、「次の新卒就活生(25卒)と一緒に採用面接を受けていた」ということです...
ITエンジニア職の新規求人倍率が3倍以上と高い(ので、通年採用の企業も多い)・内定辞退者枠...など、諦めなければ内定は勝ち取れますよ
就活NNT②:実際に面接できたのは「週2だけ」なぜなら...
また、実際に面接できたのは週に2日だけでした。
しかも、面接可能日でさえも、多くて1日2回までしか面接できませんでした。
理由は、怠惰すぎる学生生活の ”ツケ” が回ってきたからです。
どういうことかというと、
- 平日:落単しすぎたせいで、大学4年なのに週3で講義があった
- 土日 + 祝日:ほぼすべての企業が面接や説明会を実施しない
ということです...
なので、大学講義を1回もサボれなかったのです...
就活NNT③:「大学4年の12月」まで内定なし
そして、大学4年の12月まで内定がゼロでした。
ITエンジニア新卒内定もらえた
2023年11月から"24卒"就活始めた(←ガチ社不)けど、1ヶ月未満で結果出てビビる
「プログラミングスキル」って過剰に盲信されてるから、そんなホイホイ決まるワケない...と思ってた、正直
進路変更とかアホすぎwとバカにした皆様全員にこのツイ届け#テックキャンプ
— サノ (@sano_reiya) November 29, 2023
(↑より、初内定をもらったのは厳密には11月末ですが、それはあくまで口約束でした。正式な内定通知が出たのは、12月に入ってからでした)
とにかく、4月入社の約4ヶ月前まで内定が一つもない「背水の陣」な就活状況でした。
と思われたかもしれませんが、1点だけ注意したいことがあります。
それは、新卒就活は入社式直前の1月以降に内定がゼロだと絶望的ということです(お世話になった就活エージェントさん曰く)
実際、ボクも大学4年の12月中の面接では、「この時期に新卒の面接に来るのは院生くらいだよ?」とメチャクチャ怪しまれました...
たかが就活、なんとかなる
今回は『落ちこぼれ大学生の就活失敗談』をシェアさせていただきました。
最後に伝えたいのは、たかが就活ごとき、なんとかなる、なにかしら上手くいく、ということです。
事実、↓のような「社会不適合者」なボクでも、なんとか首の皮一枚つながって、新卒内定を獲得することができました。
落ちこぼれ大学生の就活状況
- 底辺大学・文系学部
- IT資格・人脈ゼロ
- インターン経験ナシ
- 留年・休学
- うつ病
- 借金150万円以上
- ES初応募 ”大学4年11月”
- 面接可能日週2だけ
- ”大学4年12月” まで内定ゼロ
もしかしたら、あなたの就職活動は理想通りじゃないかもしれません。
「自分なりに頑張っているのに、なんでこんなに報われないんだろう...」
「周りは内定をもらっているのに、自分だけ内定が出ない...」
と、もがき苦しんでいるところかもしれません。
気持ちはとってもわかります。
ボクも、大学4年の夏が過ぎた時点で内定が一つもなかったとき「次の春から実家でフリーターか...」と、就活を諦めそうになる瞬間が何度もありました。
「ボクはあなたより就活で苦労した」と、悩みに大小をつけるつもりはありません。
しかし、難しいライフイベントだからこそ、ボクが強調したいのは、たとえどんなに絶望的な状況でも、人生はなんとかなるということです。
もし就活がうまくいかなくて挫けそうになったら、ボクという落ちこぼれを思い出してください。
あなたの就活は、絶対にうまくいきます。
-
【体験記】ITエンジニア新卒就活を未経験者が1ヶ月で成功させた方法|文系大学生でも内定もらえた
続きを見る