本業はWeb系エンジニアとしてアプリ開発をおこない、副業はブロガーとして副収入を得ています
この記事で紹介する『Audibleを「読書」ではなく「選書」ツールとして活用する』という使い道を実践すれば、Audibleへの課金がムダにならなくなることをお約束します。
実際に私も使いAudibleは頭に入らない = Audibleは ”読書” ツールに向かないとショックを受けて試行錯誤した結果、選書ツールとして使えば、オーディオブックの良さを何百倍も享受できることに気づいてしまいました。
記事の前半では「なぜ、Audibleで ”読書” しない方がいいのか?」という理由を、後半ではAudibleの新しい使い道を提案したので、気になるところから読んでくださいね。
目次
オーディブルとは?
Audible(オーディブル)とは
Audibleは、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。移動中や作業中など、いつでもどこでも読書ができ、オフライン再生も可能です。*
会員なら12万以上の作品が聴き放題対象に
引用元:Audible公式サイト
ひとことで言えば、Audibleは(Amazonが提供する)オーディオブックサービスです。
Audibleでは、アーティストの音楽ではなく、プロのナレーターが朗読する本を聴くことができます
オーディブルが「読書」に向かない理由
「Audibleは読書に向かない」と主張するのは、次の理由があります。
この章でわかること
- 理由①:受け身になってしまうから
- 理由②:重要箇所を記録しにくいから
理由①:受け身になってしまうから
なぜAudibleが「読書」に向かないのか、一つ目の理由は読み手が読書の主導権を握ることができないからです。
「読書の主導権を握る」とは?
◎ふつうに本を読む場合
= 読書の主導権を握れる
- 読み手が、読み方・読む速度(の緩急)・読む箇所を自由に決められる
- 目次・章や節の見出し・各段落の冒頭から、読み飛ばしの判断ができる
- 理解しにくい部分は、瞬時に読み返せる
◎オーディオブックで本を聴く場合
= 読書の主導権を握れない
- 読み手が読み方・読む速度(の緩急)・読む箇所を決められる自由度が低い…
- 内容をつかむためには、最初から最後まで聴かないといけない…
- 理解しにくい部分があっても、スルーしたままになりやすい…
たとえるなら、Audibleでの読書は「スピーチを一方的に聴いている状態」に近い、ということです。
たしかに、Audibleアプリには速度調整や目次表示機能が搭載されています。
ですが、ふつうに本を読む場合と比べると、それらの機能性にはストレスを感じることが多いです。
このように、Audibleでは読書の主導権が読み手ではなくオーディオブック側に移ってしまう、つまり受け身になってしまうので、読書ツールとしては不向きなんです。
理由②:重要箇所を記録しにくいから
Audibleが「読書」に向かない理由その2は大切だと思った瞬間にサッと記録しにくいからです。
本を読んでいると「ここ大事!」と、ビビッと来る瞬間があると思います。
このとき、紙の本ならマーカー、電子書籍ならハイライト機能を使えば「大事だと感じた瞬間に」「大事だと感じた範囲だけ」記録できます。
ですが、オーディオブックだとそのようにピンポイントに記録することは、現状では不可能です。
と思った方もいるかもしれません。
たしかに、アプリのクリップ機能を使えば、「ここ大事!」と思った部分の時間を記録できます(メモも追加できます)
しかし、クリップ機能で記録できるのは「ここ大事!」と感じた内容の ”始点” です。
一応、「ここ大事!」と感じた内容の ”全範囲” を記録できる「クリップの編集」という機能もあります。
ですが、この編集操作も手間がかかって正直メンドくさいです…
まとめると、Audibleはふつうに本を読む場合と比べて、「大事だと感じた瞬間に」「大事だと感じた範囲だけ」記録しにくく、読書行為によって本来もたらされる報酬を得にくいんです。
…そもそも、Audibleを聴いている間にアプリを開いている場面って、ほとんどナイはずです。
車の運転中、通勤の道中、ジムでのウォーキング中、家事をしている間…、Audibleを使う場面をイメージしてみてください。
このとき、スマホならスリープモードになっているはずだし、スマートスピーカーなら瞬時に手元でアプリを操作できる状態ではないはずです。
つまり、アプリを使う状況的にもサッと記録しにくいんです。
オーディブルが「選書」に向く理由
「Audibleを ”選書” ツールとして使ってみませんか?」とボクが提案する理由は2つあります。
理由①:聴きっぱなしでも何の問題もないから
Audibleが「選書」向きな理由その1は「聴きっぱなしでも何の問題もないから」です。
「読書」ツールとして使うなら聴き手は ”能動的” になる必要があります。
しかし、現時点でそれをAudibleアプリで実現するのは不可能に近い、と先ほどお伝えしました。
ですが、「選書」ツールとして使うなら聴き手は ”受け身” のままでOKです。
たとえるなら、Spotifyで音楽を聴いて「あ、この曲好きかも!」と思ったらプレイリストに追加するのと同じです。
Audibleでも、本を聴いて「あ、この本タメになるかも!」と思ったら欲しいものリストに追加すればいいんです。
したがって、聴き手が集中力を高める必要がないという点で、Audibleは「選書」ツールに向いてるんです。
理由②:選書にかかる時間を 1 / 10 まで減らせるから
Audibleが「選書」向きな理由その2は「選書にかかる時間を 1 / 10 まで減らせるから」です。
なぜ時間を大幅に減らせるのかというと、気になっている本を買うか・買わないかの判断を、生活のスキマ時間の中で済ませられるからです。
さらに、Audibleの倍速再生機能を用いれば、購入検討時間をより短縮できます。
これなら、毎日のちょっとしたスキマ時間でも、気になっている本の概要をサクッとつかめますね。
仮に、ふつうに書店で紙の本を選書→購入する場合、時間コストがとってもかかります。
書店までわざわざ足を運ぶ→目的の本を探す→選書→検討→購入、といった流れでしょうか。
そもそも、気になっている本が書店に置いてある保証もないので、足を運ぶこと自体も無駄足になる可能性があります。
一方、Audibleを活用して紙の本を選書→購入する場合、これらの時間コストはほぼゼロです。
スキマ時間で買う・買わないの判断が済んでいるので、前もって在庫さえ調べておけば、書店に着いて1分も立たないうちに購入手続きへと進めます。
このように、選書にかかる時間を大幅にカットできるので、Audibleは「選書」ツールに向いているんです。
◎オーディブルを「選書」で使う具体的な方法【おばあちゃんでもできる】
ここでは、Audibleを「選書」ツールとして使うための具体的な方法をまとめました。
▷ STEP⓪:Audible会員に登録する
***すでにAudible会員の方は、この内容を読み飛ばして次のSTEPに進んでOKです。
▷ STEP①:気になる本を探す
検索機能を使って、気になっている本を探します。
***選書したい本がAudibleの聴き放題対象外になっている可能性があります。
▷ STEP②:見つけた本をスキマ時間に聴く
目次機能を使うと、気になる章から聴けるので、購入発見しやすくなります。
▷ STEP③:「本でじっくり読みたいか?」ジャッジする
聴いてみて「本を買ってもっと」
「本で読みたい」と思えた本は、購入対象にしましょう。
◎実際にオーディブルを「選書」に使って感じるメリット
ここでは、ボクが実際にAudibleを「選書」ツールとして使って感じたことをまとめました。
▷よかった点①: 余計な本を買わなくなった
そもそも、選書を意識したことがなかった
ムダなお金を使わずに
▷よかった点②:スキマ時間の生産性が10倍UP
通学の往復で
長い、駅の改札から講義棟まで30分以上かかる、立地が最悪案件
往復すれば1時間
◎まとめ
Audibleを「読書」ツールとして使わない、という選択は、人生の時間をムダづかいしないためにとっても重要です。
その理由は、少しヒドい言い方ですが、Audibleでの読書は「 ”読書したつもり” になっているだけ = ”なんちゃって読書” 」だからです。
偉そうに言いましたが、ボクもかつてこの状態でした。
Audibleを「読書」ツールとして使ってきた今までのムダな時間を取り戻せないことに、後悔しています。
なので、Audible(などオーディオブックサービス)の活用法について、この記事から新しい発見が一つでもあれば嬉しいです。
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